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KTの視点から社会・地域で役立つ情報を発信。キーワードは「協同」


by ktkd-of
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ストーブ⁑薪とペレットの違い

備前では、備前グリーンエネルギー株式会社と備前市のまほろば事業(所管、環境庁)を行う「まほろば協議会」が連携をとって、省エネルギー、自然エネルギー事業や啓蒙を行っている。
今回ツアーでは、この2つの組織と「里山を守る会」のそれぞれの取り組みを見て来たところがポイント。3者が連携しているのは利点でもあり、行政と企業、市民団体の連携の取り方が課題にもなっているのがわかった。
それは後ほど詳しく。
今まで見たストーブと比べて
備前グリーンエネルギー株式会社は色々な事業を行っているのだが、一番目に見えやすいのは、ストーブの設置。
これまで薪ストーブ2カ所、ペレットストーブ17カ所を市内で設置している。
これまで、海外で借りていた自宅に古いタイプの暖炉があったので、パートナーが時々薪を燃やし使っていた。たき付けの時は煙たく、部屋にもにおいが残った。
その後、帰国してから将来ストーブが欲しくて色々なカタログを見た。
一番気に入ったのは、アメリカやカナダ製のオーブン付きの古いタイプの薪ストーブだ。
ぼってり大きなサイズでオーブンも大きく、ストーブ上面ではやかんもおける。
今回備前で紹介されているのは、スイスやドイツ、日本製のものだった。
スイスやドイツ製はかなりおしゃれで、日本の家屋に向くのかなあと思わないわけではない。事業所ではマッチしているように思った。
日本製は少し野暮ったいが、日本家屋には合いそう。
日本の家屋にマッチするメーカーの開発を期待したい。
形は別としても、これらのストーブは石が貼られていて、触ってもじんわり暖かいものや温風が出るものなど、ストーブの周りを耐火にしなくていいところが日本に向いているし、工事費も安くすみそうだ。
ストーブかずかず
上2つは市の施設「フルーツパーク」の薪ストーブ。配管会社の玄関口にある薪ストーブ。
下2つは備前市役所の象徴になっているペレットストーブ。備前焼窯元にあるペレットストーブ。このストーブだけは日本製、上部に小さなオーブンが付いている。横に備前焼のペレット入れがおいてある。なんとリッチな。
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薪とペレット
薪は自分で灰の掃除やたき付けの準備、すすの掃除など手入れに時間がかかる。
しかし、それがいいと思う人もいる。
「何より薪が燃える炎に癒しがある」と配管会社の社長さん。
薪ストーブに惚れ込み、自ら販売もかってでたという方。
このストーブは自分で設置工事をした。
ストーブ60万円、工事関連20万円。
「ちょっと試してみて、とは言いにくい値段。ストーブ自体が好きでないと」と言う。
このストーブは蓄熱性があり、夜わざわざ消さずに帰り翌朝来ると事務所内はまだ暖かいらしい。去年の冬に比べて、エネルギー消費量は確実に減少していると聞いた。
生ゴミのリサイクルも実践し頑張っている。
ストーブ⁑薪とペレットの違い_f0089400_051095.jpg

それに対して、ペレットストーブは電気で点火。ペレットをパラパラと入れるだけで手間いらずだ。
暖かい空気が上部にある空気穴から出てくる。
ペレットは、間伐材などから作られる。油で固めているように見えるが、強力に圧縮すると木から凝固剤のような成分が出てこのように固まるとのこと。
黒いペレットと白いペレットを紹介してもらった。
黒いものは外皮のみを使ったもの。白いものはプレカットで出た木材内部のみを材料にしているので白いのだ。外材が多いという。
黒いペレットは、白に比べて熱効率が悪くストーブ自体も汚してしまう確率が高いそうだ。
地元の木材を無駄なく使うためには、まだまだ木材の流通過程に問題がありそうだ。
ストーブ⁑薪とペレットの違い_f0089400_112198.jpg

by ktkd-of | 2007-02-15 00:35 | 自然エネルギー投資日記